生田絵梨花ちゃん推しのわたしは、当時、生田絵梨花ちゃんのブログを見て「リトルマーメイド」を観ようと思いました。でも女子向けの作品なので、すべてに優先して見たいってほどの内容っぽくないかなぁ、仕事が落ち着いてから見ようか、と思っているうちに見そびれて、そのうち忘れちゃってたんですけど、思い出して見てきました。
2014年7月の生田絵梨花ちゃんのブログの写真です。
昔から美しい上に頭良さそうです。
それで、生田絵梨花ちゃん推しのみなさまも、生田絵梨花ちゃんがどんなミュージカルを見て、どう思ったか知りたいのではないでしょうか。知りたいですよね。だから、わたしが感想を書いてみましたよ。
わたしの感性が、生田絵梨花ちゃんと同じだったら、生田絵梨花ちゃんも同じように感じたはず、、、前提が狂ってますね。ま、よーするに単なるわたしの感想です。生田絵梨花ちゃんの感想とは、たぶん違います（あたりまえ）。
それにして劇団四季ってすごいです。「リトルマーメイドの」初演が2013年4月で、生田絵梨花ちゃんが観に行ったのが2014年7月ごろで、それから現在2016年6月まで3年経っても、まだ満員になる集客力があるってのがさすが日本のトップクラスのミュージカル劇団です。だから内容もすばらしいです。
■あらすじ（なんですけど長すぎるので要約しました）
あらすじを書いてみたんですけど、数えたら625字もありました。ミュージカルのあらすじだから、あってもなくても良いようなものなのでMSワードの自動要約ツールで25％に要約してみました。詳しく知りたいみなさまは、要約前のあらすじを、最後に書いておきましたので、ご覧ください。
＜あらすじの要約（MSワードで25％に自動要約）＞
人魚のアリエルは、気絶してる王子に一目ぼれして美しい声で歌を歌いますが、王子の家来達が助けに来たので海に帰ります。アリエルは人間になって王子と会い、王子もアリエルを好きになりますが、アリエルは声が出せないので自分を救ってくれたアリエルだとは気づきません。アリエルと王子のエリックは、結ばれてめでたしめでたし（いくらなんでも要約しすぎで意味不明、、、、、）。
気絶してる王子に一目ぼれして美しい歌を歌うアリエル
https://www.shiki.jp/applause/littlemermaid/character/index.html
■人魚のアリエル
主人公のアリエルは、美人でかわいい人魚です。さらに歌が激ウマっていう設定です。だからアリエルを実際に演じる小林由紀子さんがマジ激ウマ。人の能力は、少数の上手い人から、多数の平均的な人々を経て、少数のヘタまで、正規分布っぽい分布を示すんですけど、アリエル（小林由紀子さん）の上手さは、大体上位0.001%くらいの上手さでしょうかね、、、、、、とかテキトーに数字を書いてますけど、もうどのくらいの数字を書いて良いか分からないくらいのうまさね。
アリエルです。かわいいですね。
https://www.shiki.jp/applause/littlemermaid/gallery/index.html
そもそも、ミュージカルの人の声って、普通の人間の出せる声と違う声質です。一般人でカラオケでめちゃめちゃ上手い人っていますよね。うらやましいんですけど、でもそういう人でも、声楽を勉強しているわけじゃーないから、声としては、なんとなくわたしの出せる声の延長上にある感じです（はるか遠くですけど）。
ワイヤーアクションで自然な海中の表現をしています。
https://www.shiki.jp/applause/littlemermaid/gallery/index.html
でも本物のミュージカルの人って、声楽をやっているので別世界の声で、なんか機械の声って感じです。基本周波数に対して特定のハーモナイズした周波数の音しか出ないって感じで、濁りとかがゼロで、機械の音っぽいよね。いえ、ディスってんじゃありませんよ。人間の声を超越してすばらしいと思うんですけど、どういうふうにすばらしさを書いて良いか分かりません。そのくらい良い声です。
ちなみに、声量とか、音の変化の滑らかさとか、ツヤツヤ感とか、エネルギー感とか、感情の織り込み方とか、シロウト（＝わたし）が思いつく歌の項目を挙げてみましたが、全部、シロウトが受け止められる限度を振り切れてるので、たぶん最高にすばらしいです。うーん、シロウトの分際で日本の最高峰のミュージカルを観た（聴いた）のは、もったいなかったか、、、、（いえ、シロウトなりに感動したからもったいなくないです）
それに劇場で聴く歌声って、DVDとかで聴くのより、別次元にすばらしく聞こえます。ていうかDVDとかで再生した音が、ダメすぎるんでしょうけど、とにかく、ああいうすばらしい歌声は、劇場で、生を聞くべきと思いますぜ。わざわざ大井町の劇場まで出向いて聴く価値は絶対ありますぜ。ぜひみなさまも、劇場でアリエルの歌声をお聞きください。
なお、あんまりダンスに力を入れていないミュージカルってありますけど、そういうミュージカルはちょっと残念に思いますよね。でも「リトルマーメイド」はダンスもバッチリ入っています。そういうところはさすが劇団四季です。
特にアリエル（小林由紀子さん）は、歌だけでじゃなくて、ダンスもほんとにすばらしいです。そんなふうに、主役のアリエル＝小林由紀子さんは、歌もダンスも（さらに通常の演技も）超すばらしいです。さらに言うと、人魚から人間になったときの脚がきれいなのでそれも必見です（シロウトはそういうところは良く気が付きます）。
小林由紀子さん。素顔もかわいいですね。
https://www.shiki.jp/group/audition/voice.html
■悪の女王アースラ
でも、主役がすばらしいのは、あたりまえすぎて、なんだかつまらないですよね。いや、つまんなくねーよ、最高だよ、おまえの頭がおかしーんだよ、とみなさまはおっしゃるでしょう。主役がすばらしいから、すばらしい作品になるんじゃねーかよ、と思われるかもしれません。生田絵梨花ちゃんもきっとそう思ったと思いますけど、実は、そのとおり。
主人公の人魚のアリエルのすばらしさあっての、その他の役柄なんですけど、わたしは、いつも悪役が好きです。それで、このミュージカル「リトルマーメイド」で好きなのが、悪の女王アースラです。
海底にすむ悪の女王アースラ
https://www.shiki.jp/applause/littlemermaid/character/index.html
この悪の女王アースラの痺れるところは、まずその姿と動きです。アースラの下半身がタコっぽいです。そのタコの触手の動きがめちゃめちゃリアル。触手の一本一本に黒子の人がついているんですけど、助演賞決定ね。生きているみたいにグネグネ動く、その触手が気持ち悪くてすばらしいです。
しかも、アースラの歌がちょーーーーーかっこいい！アースラは7人姉妹の末っ子なんですけど、♪長姉は何とかで殺して～、♪次姉も何とかで殺して～、て恐ろしい内容の歌をパワフルに歌います。しかもそれを全然「悪いこと」って感じじゃなく、後悔も反省もなく楽しそうに歌います。
絶対、アメリカ精神医学会の診断基準DSM-5の反社会性パーソナリティ障害に分類される人（人じゃないけど）だよなぁ、、、ほんとにヤバイ奴、と思いますけど、悩まずにわが道を行くアースラは、カッコいい！痺れるぅ！！
ワルなメイクでしょ。
http://blog.goo.ne.jp/rondsetbons/e/96c86142444a9813b41ea50e214ad004
そのまま、6人の姉を全員殺しちゃった思い出話の歌を歌い続けます。ほんとカッコイイねぇ、これ。原田真理さん演じるアースラの悪の女王っぽい表情と触手の動きが超かっこ良いし、殺しちゃう歌声の響きがすばらしい。深みがあって、しかもエネルギーに溢れています。しかも楽しそう。自分の姉妹を平気で殺しちゃうキ○ガ○の異常さを、美しく表現してくれてます。原田真理さんのアースラ最高。
なお、この悪の女王アースラは、海の王のトリトン（＝主人公アリエルの父親）の姉でもあります。♪トリトンとは歳が離れていて♪洟垂れ小僧だったトリトンを殺さなくて♪成長したトリトンに王宮を追われたのが♪ほんとに残念～♪、って感じの歌を続けて歌いますけど、そんなふうに狂っているアースラはすばらしいねぇ。
原田真理さん
http://www.shiki.jp/applause/littlemermaid/special/1st_anniversary/index203.html
■ウミヘビ
アリエルが、王子エリックに会いたいと悩んでいるときに、悪の女王アースラの手下のウミヘビが、悪の女王アースラに会うように、気味悪くお誘いの歌を歌います。ローラースケートで、スーーーーーッて感じに滑る不気味さに痺れる感じ。
ウミヘビ（フロットサムとジェットサム）
http://blog.goo.ne.jp/rondsetbons/e/96c86142444a9813b41ea50e214ad004
このシーンはすばらしいです。超好き。ウミヘビは二匹いて、フロットサム（有賀光一さん）とジェットサム（中村智志さん）って言うんですけど、衣装が、最高に似合った気持ち悪さでしょ。その二匹が、暗いステージで、スルルルーーーーって、アリエルの周りを回りながら、みょ－に粘りのある誘いの歌を歌うのがゾワゾワして良い！洗練された不気味な美しさですね。演出も演技も歌も全部、うまっ！
こういうシーンにしよう、と演出家は、頭の中で思いつくものなのでしょうか。ウミヘビの衣装とかローラースケートで行こうとか、あの歌の感じとか、どういうふうに発想するとそうなるのか思いもつきませんけど、すばらしいミュージカルは、訓練を積んだすばらしい人の仕事の積み上げでできています。すばらしいです。
■シェフ・ルイ
王子の城のシェフのルイ（岩城雄太さん）がカッコイイです。魚を愛しているシェフなんですけど、コミカルに料理をしながら、すばらしい歌を歌ってくれます。魚をさばく演技みたいな込み入ったことをしながら、歌を歌うって難しいそうですよね。時間が経って細かいところを忘れちゃって何も書けないですけど、それがすばらしいってことは覚えてます。これから見るみなさまは、シェフ・ルイの出る場面は必見です。
シェフ・ルイ。カッコイイ！
https://www.shiki.jp/applause/littlemermaid/gallery/index.html
■華やかなシーンがたくさんあります。
前半部分にある下の写真のシーンが「リトルマーメイド」の中で、最も華やかなシーンでしょうか。こういうギラギラした感じは、ロングランをできる劇団じゃないとできないでしょうから、国内だと「四季」か「宝塚」じゃないと見れないんじゃーないでしょうか（ジャニーズワールドでも見られるか、、、、）。歌と音楽と踊りがすばらしい上に、衣装、装置の形や色彩まですばらしくて、圧倒されますから、ぜひ、みなさまもご覧のほどを。
中央が音楽の先生のカニのセバスチャン
https://www.shiki.jp/applause/littlemermaid/gallery/index.html
てな感じで、生田絵梨花ちゃんも「リトルマーメイド」を観劇して、こんな感じの感想を持ったのではないかと思って書いてみましたぜ（たぶん着目点とか理解の深さがぜんぜん違うと思うけど）。とにかく「リトルマーメイド」は、とーってもすばらしいミュージカルなので、みなさまもぜひご覧くださいませ。
※書ききれませんけど、その他の出演者も、もちろんすばらしいです。
-------あらすじ（ネタバレあり）--------
海の王様トリトンの娘の人魚のアリエルは、7人姉妹です。ある日、嵐で海に投げ出された王子エリックを助けます。気絶してる王子に一目ぼれして美しい声で歌を歌いますが、王子の家来達が助けに来たので海に帰ります。王子が意識を取り戻すと、美しい歌を歌ったアリエルに恋をしてしまいました（でもアリエルの顔を見ていないところがポイントね）。
王子と結ばれたいアリエルは、悪の女王アースラと「美しい声」と「人間になる」ことを交換する契約を結びます。付帯条件として「3日以内に王子とキスをしないと魂はアースラのものになる」です。
アリエルは人間になって王子と会い、王子もアリエルを好きになりますが、アリエルは声が出せないので自分を救ってくれたアリエルだとは気づきません。王子は自分を救ってくれた美しい声の女性を捜して、歌のコンテストをしますが、だれも王子の心をゲットできません。そこでアリエルが出てきてダンスをしますが、心の声でアリエルだと気づき、キスをしようとしますが、悪の女王アースラがありえるの声を流して、王子が気を取られちゃったので3日の間にキスができなくて、アースラのいる海底に連れ去られます。
契約の付帯条件どおり、アリエルは、アースラに魂を取られそうになりますが、海の王トリトン（お父さんね）が代わりに魂を取られて、アリエルは助かります。でも隙を見てアリエルがアースラの力の源の貝を手に入れて壊すと、アースラは死んで、トリトンの魂も戻りました。
そしてアリエルと王子のエリックは、結ばれてめでたしめでたし。
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P.S.
「乃木坂46時間TV」で生田絵梨花ちゃんが、一人ミュージカル「Alice in musicland」を演じていました。あのパフォーマンスの絵コンテ？台本？を書いて、衣装や舞台装置をスタッフと相談して（？）決めて、振り付けとかセリフを考えて、曲に乗せて練習して実行するってすごいですね。めちゃめちゃ忙しいはずなのに、あれほどの作品を作って演じるとは、恐ろしいほどの努力家ですよね。同じ乃木坂46時間TVで、スタッフがメンバーを評価するコーナーで生田絵梨花ちゃんの特長を「天才の努力家」という項目がありましたけど、ほんとにそのとおりだと思います。ますます、ファンになりました。
生田絵梨花ちゃんの一人ミュージカルAlic in musicland
すばらしいですねぇ。絶対、応援よろしくね。
http://ameblo.jp/sairent46/image-12169627538-13670026167.html
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