2014年6月12日木曜日

16人のプリンシパルtrois 6/11公演 感想

16人のプリンシパルtroisを見てきました。16人のプリンシパルtroisを知らない乃木坂46ファンはいないと思いますけど、念のため説明させていただくと、「レッツゴーっ!ポリン姫」っていうコントの劇をするんです。その役を乃木坂46メンバーに割り当てるのに1幕でコントの演技をしてオーディションで決めるのね。16人のプリンシパルは今年で3年目ですけど、今までと同じシステムです。

それにしても毎回オーディションなんて、過酷すぎますよね。わたしも社会人だから給料の査定をされるんだけど、毎日給料を査定されたら、たぶん発狂します。乃木坂46メンバーは、大変だと心中お察しいたします。ほんとはファンがそういう過酷な出し物を見に行かなければ、そういう出し物は成立しなくて中止になるんだけど、でも、つい見に行っちゃうよねぇ。もうしわけありません、乃木坂46メンバーのみなさま。

でも、自分の満足のためだけに、見に行くんじゃーありません。。今回のコントなんかも、どうすれば笑いが取れるか、コツがつかめるんじゃーないかと、乃木坂46メンバーが芸能界で活躍するための技術向上になって、いっそう乃木坂46の人気を高める一助になるのでないかと、思って、観劇させていただきました。以上、すげー、つまらない前振りで書きはじめてしまいました。もうしわけありません。
公演前の記者会見で
http://yukan-news.ameba.jp/image/20140606-4/

■実はドキドキしておりました
コントの出し物って、最高に難しいです。高校の演劇部でコントの出し物をすると、たいてい凍りつくか、せいぜい引きつった笑いがパラパラくらいじゃないですか(少なくとも、わたしの知っている高校の演劇は)。ああいう凍りつく感じって、観客としても居たたまれない感じですよね。そういう記憶があるから、当日も、劇場に入って始まるまでは、ドキドキしていました。高校の演劇と乃木坂46を一緒するなって、怒られるかもしれませんけど、でも心配だったわけ。

でも、みなさま、そんな心配は要りません。安心してご覧になれます。ほんとに笑えて面白いです(あたりまえだろってね、、、、すみません)。

■一幕:コントの寸劇→オーディション
1幕目の立候補者はこんな感じ。配役:当選した立候補者、その他の立候補者/「台本」の順でまとめました(敬称略)。

ポリン姫:白石麻衣、伊藤万理華/「映画のPR」
ロザリオ(父君):高山一実、秋元真夏、永島聖羅/「不動産屋」
クリスティーヌ(母君):中田花奈、齋藤飛鳥、畠中清羅/「入ってくんなよ」
エルザ(副総統):生駒里奈、川後陽菜、寺田蘭世、和田まあや「/結婚式」
キャサリン(軍司令):堀未央奈、新内眞衣/「ステーキ屋さん」、能條愛未、中元日芽香/「タクシー」
ベル(しもべ):生田絵梨花、松村沙友理、若月佑美/「ケチーズX」
マキア(しもべ):井上小百合、衛藤美彩、大和里菜/「不動産屋」
パム(しもべ):橋本奈々未、西野七瀬/「タクシー」
ルイーダ(海王星女帝):米徳京花、川村真洋、桜井玲香、星野みなみ/「結婚式」
エステル(海王星戦士):北野日奈子、斉藤優里、深川麻衣、斎藤ちはる/「取り調べ」
その他のしもべ:西野七瀬/深川麻衣/松村沙友理/永島聖羅/桜井玲香/衛藤美彩

■一番ハイレベルな激戦はベル役かと
生田絵梨花ちゃん、若月佑美ちゃん、松村沙友理ちゃんが争ったベル役は、ほんとに上手=面白いです。これって「ケチーズX」っていう台本が面白いせいもあるのかもしれないけど、3人とも表情から体の使い方と発声とかほんと上手です。けちなアイドルが、ライブをするってのに自転車で埼玉から来ましたとか、ヒッチハイクで来ましたとか、言って、「けちーっ!!!」とかみたいなキメのせりふを言うんですけど、最高に面白い。これだけで、ほとんどチケット代の元が取れた感じ。

■キャサリン役も甲乙つけ難かったです
キャサリン役の戦いもとってもハイレベルと思いました。堀未央奈ちゃんと新内眞衣ちゃんの「ステーキ屋」の演技って、むしろドラマの一場面っぽく高レベルにまとまっていて、うわっ、二期生なのにめちゃめちゃ演技力あるって、驚きました。能條愛未ちゃんのヨボヨボのタクシードライバーっていうのは良い発想ですよね。能條愛未ちゃんってDeuxでもすばらしい演技だったけど、今回の演技もちゃんとお笑いとしてすばらしい。役に選ばれなくてほんとに残念。せめてしもべには選ばれるべき演技と思いました(ってduexでも同じようなことを書いた気が、、、、)。

運営がまとめた各役のメンバーについてのコメントはこちらからどうぞ。
http://www.nogizaka46.com/principal/trois/report/20140611-1.php

■1幕のその他
ルイーザ役に選ばれた米徳京花ちゃんが、感極まって顔に両手を当てておりましたが、ほんとにコントが良かったよね。みなさまは、二期生が選ばれるなんて意外に思われるかもしれませんが、そーじゃないんです。クレヨンしんちゃんの物まねのコントがうまい!観客のみなさまは、真剣に演技/コントの評価をしていますよね。

エステル役に選ばれた北野日奈子ちゃんは、初めて役に選ばれたそうですけど、ほんとよかったね、おめでとう。ぴょんぴょん跳ねて喜びを表現してましたけど、そういうのってかわいよね。容姿もかわいいのにしぐさもかわいくて、最高です。

一幕の最後で選ばれなかったメンバーたちの一言アピールタイムがありました。そこで寺田蘭世ちゃんが、「今回は泣きません」って言ってから、何かをアピールしようとしたんですけど、涙をこらえて、なにも言えなくなっちゃったその姿が、、、、ぐぁっ!!これはくぁわいいすぎ。他のメンバーのすばらしいアピールコメントを全部忘れちゃったじゃんか。寺田蘭世ちゃんは、コントのスキルはまだまだかもしれないけど、アイドルポテンシャルは最高にあるよね。

■二幕=レッツゴーっ!ポリン姫
パム役の橋本奈々未ちゃんのアドリブは、天才的です。橋本奈々未ちゃんって、お笑いに向いていると思わなかったですけど、まじ上手です。お笑いをやっているのに妙に冷静な感じが、すでに面白いし、役に立たない体が弱いしもべ達の一人として登場するところで、定型のセリフ以外に、アドリブで「、、、肉離れで7日間休んでたけど復帰した、、、」みたいな自虐ネタで、場内の爆笑を誘っていました。

さらに、北野日奈子ちゃんのエステルが「私の魅力を言いなさい」って、パム(=橋本奈々未ちゃん)に命令する場面で、橋本奈々未ちゃんは、「、、、ブログで北野デビルって言う詳細な設定のキャラを作って、、、、」っていう返しが、最高。わたし的にこの公演で、一番笑わせていただきました。橋本奈々未ちゃんみたいに知識の量があるっていうのは、お笑いにすごい有利なのね。

■ベル役の生田絵梨花ちゃん
生田絵梨花ちゃんは、安定のうまさですね。ほんとになんでもできますね、安心して見ていられるよ。このあとお休みするなんて、ほんとに残念だよぉ。

■ポリン姫の白石麻衣ちゃん
白石麻衣ちゃんのポリン姫が、劇の冒頭で父君と母君がひどい目になっているのではないかと妄想する部分の一人芝居が上手。わたし的に白石麻衣ちゃんって、おもしろい演技をするイメージはなかったのですが、アホっぽいコントの一人芝居ができるんですね。これって結構長い時間、演技をするんで、面白さを維持するのって、最高難度な感じですけど、かなり面白です。すばらしいです、白石麻衣ちゃん!

■クリスティーヌ(母君)役の中田花奈ちゃん
中田花奈ちゃんが終盤に、娘のポリン姫に「これはヌビア星の総統になるための通過儀礼なのよ」って種明かしをする部分で、緊張してセリフを何回かセリフを間違えていたみたいなんですけど、そのとちりを「おかあさん、ちょっと緊張して、セリフの信憑性に疑問があるかもしれないけど、本当なのよ」みたいな感じで、ちゃんと笑いに持っていく、リカバーの機転の利き方は、おうっ!うまっ!って感じ。やるなぁ。

■エステル役の北野日奈子ちゃん
北野日奈子ちゃんは、なんか面白い。声の出し方が、みょーにおかしい。なんなんでしょうね。金属的で、でも、なんか動物的な声が、むずむずする感じで、笑いのポテンシャルをすごく持っている感じがします。あとは、落ち着きと、笑いを引き出す知識の量さえあれば、10倍くらいは面白くなれる感じがします。

、、、というふうに、16人のプリンシパルtroisは、ほんとに笑えるので、とっても良かったと思います。偉大なバナナマンがいなくても、乃木坂46メンバーだけで笑いを取れるのってうれしい。乃木坂46メンバーは、ほんとにがんばっているよね、うれしいなぁ。

■劇中の歌とダンスの部分は、さらに良い
お笑いがテーマの16人のプリンシパルtroisですが、二幕の「レッツゴーっ!ポリン姫」の劇中にも、何回か歌とダンスがあるんです。これってコントが凍り付いてしまったときの、雰囲気転換用に挿入してあるのではないかと思うんです。その意味では不要なんですけど、でもわたし的には、この歌とダンスの部分が最高にうれしい。

やっぱ、アイドルは歌とダンスです。表情が分かるくらいの間近で、座って乃木坂46の歌とダンスを見られるなんて、最高にうれしい。むしろ、ずっと歌とダンスで全部通して欲しい、、、、などと16人のプリンシパルのコンセプトを否定しちゃいけませんね。でも、やっぱ乃木坂46の歌とダンスは、うれしいなぁ。

特に、生田絵梨花ちゃんは、これを最後にしばらくお休みするっていう先入観からかもしれないけど、やっぱすばらしい。歌って踊っているときの表情の決まり方が、ほんとにすばらしいんです。早く復帰お願いね。

■ミニライブ
最後のミニライブも、めちゃめちゃうれしい。フルメンバーの歌とダンスは、最高です。むしろ、これだけでもチケット代を払って良いよね。

わたしの席は、このミニライブで白石麻衣ちゃん、生田絵梨花ちゃん、秋元真夏ちゃん、星野みなみちゃんを一目で納められるっていう、すごい良席だったんです。そうしたら、ある疑問の答えを出したくなるじゃーないですか。それはなにかって言うと、いつかの「乃木坂ってどこ?」でメンバーが口々に言っていた「真夏ってダンス踊れない」って失礼なガヤとか、川後陽菜ちゃんが秋元真夏ちゃんのダンスのアレさに突っ込みを入れたっていう情報ね。

それで、この四人をガン見していたんですけど、白石麻衣ちゃんと生田絵梨花ちゃんのダンスは当然上手なんですけど、秋元真夏ちゃんも、ちゃんと踊れてました。踊れないなんて失礼だよね。普通に他のメンバーとシンクロしてましたぜ(あたりまえだってね)。ちなみに星野みなみちゃんのダンスもメリハリがあって、良かったよん。前髪を上げてて気合を入れた系のダンスでかっこよかったです(以上はあくまでダンスのシロウトが見た感じですが)。

あと川村真洋ちゃんも左端ですごく見やすい位置で踊ってくれたんです。やっぱダンスにキレがあるよね。スカートの裾の跳ね上がり方とかが、他のメンバーとちょっと違うのね。ほんとさぁ、ダンス&ヴォーカルユニット作ってあげてよぅ、て切に思います。

というわけで、乃木坂46の16人のプリンシパルtroisは、とっても面白いので、ぜひご覧になってね(って言ってもチケットは売り切れてますか、、)。

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