などと、テンション高く怒っておりますが、まぁ、その、おもしろい(=コメディという意味で)劇を見たら、ちゃんと笑うのが礼儀だと思うよ、ほんと。10/4の昼公演を見たんですけど、すげー、おもしろい劇じゃん。なんで笑わないの?乃木坂46ファンのお前ら??などと、つい上から目線で語っちゃうくらい、ほんとに面白いんです。ていうか超面白すぎ。腹筋が痛くなるほど面白いです。でもなんか劇場の反応が薄いんです。超不思議だよねぇ。
出演の乃木坂46メンバー
http://blog.nogizaka46.com/staff/2015/10/025164.php
■最高に面白いのにさ
少なくとも「16人のプリンシパルtoris」より、はるかに面白いです。いえ「16人のプリンシパルtrois」も大変笑わせてもらいました。てことは論理的に「すべての犬は天国に行く」は、超面白いってことですね。そーなんです、最高に面白いんです。
でも観客のみなさまの反応が、醒めていて爆笑とかしないわけ。なんか「えへへ」くらいな笑いなわけ。だから、周囲に気を使ってわたしも爆笑できないじゃんか。すげー、面白いのに。一人で爆笑しても良いんでしょうけど、やっぱ一人で爆笑してたら、「変な奴」って感じになっちゃうじゃないですか。
そーいうわけで、明日以降の観客の乃木坂46ファンのみなさまは、ちゃんと爆笑してさし上げるように。それが、とっても面白い劇をやってくれている出演者、スタッフ、関係者のみなさまへの礼儀ってものです(などと、またまた上から目線で書いちゃったよ)。
■人物設定とかストーリー
シリアスコメディって言ってますけど、コメディ不条理劇と思ったほうが良いです。昔見た若月佑美ちゃんが出演していた不条理(喜)劇「生きているものはいないのか」的な感じです。ほとんどの出演者が最後には、死んじゃうのも同じね。なんかネタバレしちゃいましたか。でもそんなストーリーのネタバレは、「すべての犬は天国に行く」では、どーでも良い部分なんです。
「すべでの犬は天国へ行く」は、劇なのでストーリーはもちろんあるし、人物設定もあります。でも特に人物設定を、劇を見ながら理解するのは大変なので、そんな事を理解しようとするより、劇中のコメディを楽しんだ方が、ぜんぜん良いです。
乃木坂46メンバーの人物設定くらいは予習したほうが良いかもなので、書いておきます。
- 酒場兼娼婦宿の経営者の娘(姉)マリネ:若月佑美ちゃん
- 酒場兼娼婦宿の経営者の娘(妹)クレメンタイン:伊藤万理華ちゃん
- そこの使用人の娘メリィ:生駒里奈ちゃん
- そこの娼婦カトリーヌ:新内眞衣ちゃん(新聞配達の人と二役)
- 流れ者のガンマンのエルザ:井上小百合ちゃん
- 保安官の娘クローディア:松村沙友理ちゃん
- 町の不良ガス:斉藤優里ちゃん
- 医者の奥さんキキ:桜井玲香ちゃん(医者との二役)
※他に娼婦役の鳥居みゆきさんとか、東風万智子さんとか有名人が出演しています。
ストーリーは、10人くらいが、殺しあって最後に残るのが、3人くらいってことね。そんな感じですけど、そういう殺し合いに必然性はないので、不条理劇としてみたほうが、頭が疲れません。
■見るべきポイント
それで見るべきポイントを紹介させていただきましょう。なお、並び順は、ほぼ劇の進行上の出演順だと思います(記憶が定かでないので、違っていたらすみません)。
■生駒里奈ちゃん(メリィ)の髪型がかわいい
生駒里奈ちゃんのこの髪型が超かわいいです。ネットでも評判だったようですけど、これ良いよねぇ。わたしは、女子の髪型って、たいていは分けて額を見せた方が良いと思うんですけど、この生駒里奈ちゃんのショートパッツン前髪+サイドの外撥ねは、激カワ。
か、かわうぃでしょ。
女性としてのかわいさもそうですけど、動物としてもかわいい感じ。なんか語弊がありますけど、新境地の女性美を創造したのじゃないでしょうか。うーむ、日本人って創造性が高いよなぁ。日本人であることを誇りに思うぜ。だから、これだけでも「すべての犬は天国に行く」を見に行く価値があります。そんな生駒里奈ちゃんは、必見ね。
なお、この生駒里奈ちゃんの「使用人の娘」という役柄が、その、えー、頭が弱い人っぽい役なんですけど、それはバッチリこなしているんですけど、うぅ、なんか「地」でやっている感じ過ぎて怖い、、、、
■新内眞衣ちゃん(カトリーヌ)が、ハァハァする
この劇の新内眞衣ちゃんは、声が色っぽいです。手足も乃木坂46で一番くらいすらりとしているじゃーあーりませんか。乃木坂46メンバーなのですばらしい美人です。しかもOLもやっているおねーさん系のメンバーです。でも、そんなことをぶっ飛ばしてしまうインパクトのある役柄です。なんと、
新内眞衣ちゃんが娼婦です。
うーむ、これは、興奮しすぎて震えるよねぇ。乃木坂46関係のブログでこんな単語を書いて良いのでしょうか。妄想が膨らみます。ふだん乃木坂46メンバーに対してそういうジャンルの妄想だけはしないように、意識して心がけていますが、劇でそういう設定っていうのはヤバイんですけどぉ。乃木坂46的に良いんですかぁ?でも、その設定だけでも満足しました。
酒場を出て、町へ出るときの姿。美しいですね。
■若月佑美ちゃん(マリネ)の演技
若月佑美ちゃんの演技は、超好き。なんといっても安定感があります。安定感は、すげー大事な事ね。仕事でも安心して任せられる奴っているじゃん。何回、仕事を任せても、安定してほんとにバッチリの結果を出してくれる奴ね。そういう奴って、男でも惚れます。
惚れ惚れする安定感の演技
若月佑美ちゃんはそんな感じです。さらにほんとの女子なので惚れます。うーん、奥さんになって欲しい、、、、などと不遜なことを考えてしまいます。最高に良いなぁ。
自慢ですけど、若月佑美ちゃんの舞台は「ヴァンパイア騎士」とか、いろいろ見させていただきました。それで、どの舞台でもほんとに良いんです。この舞台でもすばらしい。ほんとに好き、若月佑美ちゃん。
死体を物置から引っ張り出して、解体しようとするシーンで、死体(と思っていた女性)が動き出したときの驚く演技なんか、コメディのド真ん中の王道のモーションね。「うひっ!」って感じの声にならない声と一緒に飛び上がるところなんか、コメディー的に完璧な感じ。すばらしさに惚れ惚れします。
でも観客が、真剣な劇と勘違いしちゃっているのかなんか分からないけど、シーンとしているわけ。観客のみなさま、ここは爆笑するところなんですよぉ!!!って立ち上がって解説したくなります。でも、そのギャップさえも、わたしの中ではおかしくて、腹筋が痛くなる感じで面白いけどね。
■鳥居みゆきさんの歌
鳥居みゆきさんってコメディアンかと思ったら、演劇の人だったんですね。娼婦の役なんですけど、ま、当然ながら上手です。それだけだと、すばらしいんですけど、あんまりインパクトありませんよね(いえ、演技の上手さだけでもすばらしいですけど)。
ところが!この劇ってミュージカルじゃないのに、鳥居みゆきさんが歌う場面があります。それがゲキウマ(ですよね?)。うぉ!なんなのこの人、そんな技能を隠し持っていたのですか。なんかすごく得をした気分です。このシーンは必見です。
■伊藤万理華ちゃん(クレメンタイン)が魅力的
伊藤万理華ちゃんは、マイブームの人です。単に個人的なお話です。でも、伊藤万理華ちゃんは良いよねぇ。酒場のオーナーの娘役で、ちょっとひねくれた感じで、そんなにコメディーっぽい役じゃーないので、笑わせるシーンってほとんどなかったと思うんですけど、伊藤万理華ちゃんを見ているだけでうれしいです。
なんか魅力的なお姿
わたし的に、伊藤万理華ちゃんは乃木坂46メンバーの中では、超美人とか超かわいいって感じでは、ないんですけど、なんか魅力的です。こういう舞台は、コンサートと違って、一人のメンバーに注目できるから良いよねぇ。伊藤万理華ちゃんをこれほど長くガン見できたのって、この「すべての犬は天国に行く」が初めてです。うれしいなぁ。
衣装がチェックのロングドレスで、胸元が結構、切れ込んでいます。ほんとは全然たいした切れ込みじゃないし、切れ込みにフリフリが付いていて、たぶんセクシー系じゃない衣装なんですけど、伊藤万理華ちゃん史上、最大のセクシー系か?と思いました。あーぁ、われながらシロウトの観劇態度は、これだから困るよね、ほんと。
伊藤万理華ちゃんに関しては、ガン見できた個人的なうれしさの感想に終始しておりますが、そのくらいガン見しちゃったよ。はぁ、良いなぁ、、、、、、(と、結局、演技の感想は書かず、、、、いえ、Sっぽさを含め、すばらしく上手でした)。
■桜井玲香ちゃん(キキ)のコメディー劇のすばらしさ
桜井玲香ちゃんって「16人のプリンシパルdeux」(推理劇)じゃ、わたし的にベストパフォーマーと思っておりました。でも「16人のプリンシパルtrois」(喜劇)では、そんなに印象に残らなかったので、コメディーって苦手なほうなのかなぁ、と思っておりました。
最高に美しいのに爆笑のうまさ、、、良いなぁ
でも、桜井玲香ちゃんは、この「すべての犬は天国に行く」では、面白さという点では、一番です。ズレた受け答えの役(医者の奥さん)のせいもあるのかもしれませんけど、あれは、どー考えても椅子から転げ落ちるくらい爆笑すべき演技&セリフでしょ。
でもさ、ここでも「あはは、、、」くらいの観客の反応なわけ。おいおい、おめーらの頭ってどうなってんだよー、と叫びたいくらい反応が薄いわけ。腹筋が切れるくらい面白いじゃねーかよ。うーん、なんなんざんしょ?観客の反応の薄さが不思議だよねぇ。
線路工夫が死にそうなのに助けるのをあきらめちゃう話とか、犬が死んでいることに気づかなかった話とか、制服占いの話とか、ぜんぶ最高に面白いんです。わたしは、今年、一番笑わせていただきました(周りの反応が薄すぎるので、声を殺しておりましたけど、、、)。
ま、とにかく、桜井玲香ちゃんの(医者の奥さん役の)演技は、ちょっとズレたセリフのやりとりが、最高に決まってめちゃめちゃ面白すぎるから、爆笑の準備をして見るようにね。
ちなみに桜井玲香ちゃんは、声もすばらしいんです。この劇のコメディー用に調整したヘナヘナした感じの柔らかな声で、「音」として聴いているだけでも、味があっておかしいです。しかも桜井玲香ちゃんのベースの声の美しい感じも入っているから、2倍お得な感じで、「すべての犬は天国に行く」は、その声を聴くだけでも、価値がありますぜ。とにかく桜井玲香ちゃんの声は最高です。
■井上小百合ちゃん(エルザ)の声
ガンマン役なんですけど、声が井上小百合ちゃんです。舞台なのに、井上小百合ちゃんの声です。それだけで、うはははって笑っちゃうよね。うーん、最高。
美しすぎなガンマン
登場したときに、浮浪児(?)役のニーコさんと、銃の早撃ちのレベルの話をしていてその内容が、激おもしろ。でも、ここでも観客のみなさまの反応が超薄いわけ。うぉー!どう考えても、この井上小百合ちゃんの話は、面白すぎだろっ!!と思うんですけどねぇ。ま、わたし的に最高度に面白かったから良いけど。
さらに、酒場に入るときに、必ず(西部劇によくある両開きの)扉を両手で押して壊して落としてしまうのが、ツボに嵌まって爆笑。これはさすがに、観客のみなさまも爆笑しておりました。ふぅ、やっと周囲の反応と、わたしの感性が一致して、安心したぜ。という感じに面白いので、お見逃しなく。
■斉藤優里ちゃん(ガス)のパワーコメディ
ビリーの奥さんが(痰がたっぷり入っている!)痰壷に入れた、ビリーの狼藉の賠償のお金を、不良役の斉藤優里ちゃんが、取り出すシーンがあるんですけど、これは反則でしょ!!!っていうくらいに、笑えます。
不良の迫力!カッコ良い!
こういう気持ち悪いものを素材にした笑いのシーンは、勢いで押し切らなきゃ、ぐずぐずになってしまいますけど、斉藤優里ちゃんのあの感じって、勢いがあると思いますよね。そのとおりなんです。斉藤優里ちゃんの演技は、ジャングルポケットの斉藤慎二さん系の勢い&パワーの面白さです。
だから最高に合っていて、あの感じで、面白さのツボをグリグリ押してくれます。これは爆笑シーンです。はぁ~、涙が出るぅ、、、、面白すぎて周囲の観客の反応がどうだったか、モニターできませんでした。桜井玲香ちゃんのシーンと、この斉藤優里ちゃんの演技が、二大面白いシーンでした。
ジャングルポケットの斉藤慎二さん
斉藤優里ちゃんって、コンサートでも最高にすばらしいパフォーマンスをしてくれます。こういう舞台の演技も荒削りな感じはしますけど、パワーがすばらしいです。性格的に思い切りよくできるんですかね。とにかくめちゃめちゃ笑わせていただきましたよん。
■松村沙友理ちゃん(クローディア)の禁断の演技
保安官の娘役なんですけど、医者役の桜井玲香ちゃん(医者の奥さんとの二役)と、ああいう関係になります。ああいう関係って分かりますよね。そう、ああいう関係です。
こういう関係ね
その前の、テーブルで抱き合うシーンがあります。舞台下手(しもて)で別のシーンが展開していくときから、舞台の上手(かみて)で、松村沙友理ちゃんと桜井玲香ちゃんが、そういう演技を進めています。わたしは、すばやく注意をそちらに向けたので、ちゃんと見れましたぜ。こういうときは、注意散漫なシロウトの観劇者は、得をするよね。
乃木坂46メンバー同士のそういうシーンの演技です。松村沙友理ちゃんが色っぽすぎ。これって最高にアレなシーンだよね。うーむ、ほんとにアレな感じです。そういう感じのシーンなので、ほんとに嬉しかったです。以上、意味不明な説明でもうしわけない。
■(10/9)追記 ダンスもあります
書き忘れておりましたけど、最後に出演者のダンスがあります。劇の衣装で踊るのがかっこ良いです。やっぱダンスはカッコ良いよね。乃木坂46の8人は特にうまいかも。さらに歌もつけてくれ。ていうかミュージカルにしてくれ。そうだ!そうしましょう。無理なら、劇の合間に歌とダンスを入れましょうぜ。舞台がすごい華やかになって良いよね、、、、、とシロウトが何も分からずに単なる自分の趣味を主張してみました。以上。
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てな感じで、「すべての犬は天国に行く」は、最高に面白いので、みなさまも見るべき。ちゃんと爆笑するべき面白さだと思いますぜ。
※劇場の音楽のボリュームが耳が痛くなるくらい大きすぎなので、8dbくらい絞るべきじゃないでしょうかと、、、
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