2014年10月20日月曜日

若月佑美ちゃん「生きてるものはいないのか」感想

若月佑美ちゃんって、すばらしい才能の人です。そもそも乃木坂46メンバーって言う時点で、すでに「選ばれた人」ですけど、アイドルっていう範疇を超えて、二科展3年連続入選だし、文章もめちゃめちゃ上手に書けます(注)。さらに舞台演技もすごいって、みなさまもご存知ですよね。さらっと軽く書いちゃったけど、全部、凄すぎ。

(注)例えば、10/15のブログhttp://blog.nogizaka46.com/yumi.wakatsuki/2014/10/020817.phpの詩とか。
壁ドンも超かっこいい。壁ドンされたい。
http://blog.nogizaka46.com/yumi.wakatsuki/2014/09/020203.php

若月佑美ちゃんが出演している演劇「生きてるものはいないのか」を見させていただいたので、報告いたします。でも、演劇シロウトの報告ですから、そのつもりで、読んでください。

■どんな劇かと言うと
「生きてるものはいないのか」という劇は、不条理劇です。わたしのような普通の人にとって、若月佑美ちゃんが出演しない限り、たぶん見ない出し物です。内容が理解不能すぎて、睡眠状態にならないように、前日は睡眠時間を長く取って、当日はお昼を抜いて、万全のコンディションで臨みました。えらいでしょ。
最近の写真で一番好きな写真。美しい!!
http://blog.nogizaka46.com/yumi.wakatsuki/2014/10/020762.php

一応、ストーリーを説明しますと、いろいろな人々が、いろいろな場面で、いろいろな会話を展開するんですけど、劇半ばから、謎の病気が流行って、順に全員(20人くらい)が死ぬ、というお話。いかにも不条理な劇です。

青山円形劇場っていうところでやっているんですけど、舞台が7mくらいの円形で360度、観客席っていうのが斬新。席が5列しかない(=五重円に並んだ席です)から、どの席でもかぶりつきみたいな近さで超ナイスな感じ。

観客のみなさまは、不条理劇を見に来る感じの、いかにも「分かっている」的な人が多いです。ベリータイトフィットの黒尽くめで、幅狭ツバのハットをお召しのカッコいいゲイっぽいご老人とか、気難しそうな白髪交じりの(文学系の)学者風の方とか混じっていて、なんかディープな感じで怖いんですけどぉ(乃木坂46のライブでも、別の意味で危ない感じの人が、いるからどっちもどっちですけど)。
お茶目な感じで、これまたかわいい
http://blog.nogizaka46.com/yumi.wakatsuki/2014/10/020817.php

■若月佑美ちゃんはすばらしいです
乃木坂46ファンにとっては、劇そのものより、若月佑美ちゃんが気になりますよね。先に言っておきますけど、

若月佑美ちゃんは、すげー上手!!

ほんと若月佑美ちゃんだよねぇ。若月佑美ちゃんって、何事をやるにしても安心して見ていられます。自分で納得できるまで、努力しそうなタイプじゃないですか。そういうところが応援したくなります。超好き、みゅうみゅう!(っていう愛称、まだ使われています?)

若月佑美ちゃんは、開演のフェードインのときから舞台に出ているんです。そういうファン心理を分かっていらっしゃるところが、演出の前田司郎氏のGJ!さすが儲かりそうもない不条理劇を、満員にするだけの手腕があります。

舞台構造なんですけど、円形の舞台の周りに席があるので、どの席になるかが重要な感じがします(そうでもないのでしょうか?)。わたしの席は、若月佑美ちゃんを正面に見る感じの席でかなり良席。

それで、若月佑美ちゃんが、超きれい。舞台演技だからじっくり見れてうれしい。乃木坂46ライブみたいに、他のメンバーも見なきゃならないって、あせらなく良いからうれしい。これって、脳に負担がかからなくて良いです。

間近で正面も横顔も後姿も見られてうれしい。あんまり見られない横顔を落ち着いて見られて気づいたんですけど、若月佑美ちゃんって鼻がかなりが高いんですね。とっても美しい横顔です。とにかく他の出演者より断然、美しい。出演者間のバランス的に美し過ぎ。でもどうせ不条理劇だから、ノープロブレム。

衣装は、オレンジピンクのパーカー(だっけ?)にロングスカート(民芸調?)にカーキのブーツです。なお、出演者、唯一のスカートです(どーでも良いか)。
記憶で描いてみましたが、、、

その美しいお姿を間近に見られただけで、ほぼ満足ですが、それだけじゃなくて演技がすばらしいです。ああいう劇で、どういう演技を「すばらしい」と言うべきか、ほんとは分かりませんけど、女子大学生役で、劇に自然に溶け込んでいます。でも、美しいのでそこだけ明るい感じ。抑揚とか話し方が、いかにも女子大生っぽいし、発声も明瞭で、聞きやすくて、耳に心地よいです。

こういう感じの演劇って、たまに声が大きすぎる役者さんっているじゃーないですか、でもこの劇の役者さんは、みなさま、大きすぎない声なので、耳が疲れません。若月佑美ちゃんも、大きすぎない声でよく通るので、とっても良いです。

表情もしぐさもセリフも、とっても自然。あれって、あたりまえにできるんでしょ、とシロウトはスルーしちゃうけど、そういうふうに自然に見えるふうにメリハリをつけるのって、実はとっても練習が必要だし、演劇人の感覚を持っていないと難しいです。弱小の演劇部の高校生が、高校生役を演じるのを、強制的に観劇させられて、ちょー居たたまれない経験を繰り返して来たわたしが言うのだから間違いない。
10th個人PVの演技もすばらしいので見てね。

若月佑美ちゃんは、中盤で(致死性のウイルスで?)死んじゃうんですけど、苦しむ演技もすばらしく上手。うぅ、そんなに苦しまないで死んで、って感じ。でもそれ以上に、その前の咳がひどくなっていくときのの演技がゲキウマ。あれって、ほんとに咳が出ているみたいなんだけど、どうやってるんでしょうか。

ちなみに衣装がロングスカートなのは、舞台に倒れて、苦しんでいるときに中が見えないようにするためですね。ごつめのブーツもたぶんそのためです。でもちょっとドキドキします。演技の本質とぜんぜん関係ないところが、気になってしょうがないのが、シロウトの特徴ね。
カッコいい系の美人だよねぇ。壁ドンされたいっ!
http://blog.nogizaka46.com/yumi.wakatsuki/2014/10/020762.php

それで、劇の中盤で死んでから、最後まで舞台の上で死んでいます。あれって苦しくないの?固い床の上で、一時間くらい同じ姿勢で、床ずれにならないの? ちなみに、死んだ演技でも、呼吸しています。よーくみるとお腹が上下してますからね。あたりまえだってね。シロウトだから、劇の本筋より、若月佑美ちゃんの、そういうディテールが気になってしまいます。ちなみに死に顔もとっても美しいです。

※なお、最後には、全役者さんが死んで横たわっちゃう演技をするんですけど、やっぱ全員、呼吸しています。あたりまえすぎだけど、わたし的に新発見。

■劇はお笑いがあって面白いです
不条理劇って言うから、マニアの人しか内容が理解できないんじゃーないかと思われるかもしれませんが、実はお笑いがあって面白いです。ていうかお笑いの劇と理解しました。でもシロウトだから、最初、笑って良いのかどうか、悩みます。

序盤にアンドレ役の渡邉圭介さんが、明らかに笑いをとりに行っているんだけど、観客は静まり返っています。最高におかしいと思うんですけど、、、、後半、出演者がつぎつぎに死に始めてからのシーンでのお笑いは、観客のみなさまも笑っておりましたが。

ああいうのって、常連の観客は率先して笑ってあげて、観客の反応を指導してあげるべきだよね。歌舞伎みたいに、そーいうリードする観客っていないの?
かわいいとかカッコいいだけじゃーない変なキャラもばっちり
http://blog.nogizaka46.com/yumi.wakatsuki/2014/10/020762.php

■川口春奈ちゃんも出てます
川口春奈ちゃんも出演しています。若月佑美ちゃんに比べたら、それほどでもないけど、まぁ、かわいいと言っても良いです。いえ、うそ。すごくかわいい。ていうかゲキカワ。しかも、終盤、手を伸ばせば届きそうなところで、演技してくれました。うれしい!

不条理劇なので、笑顔がなくて終始、深刻な感じの表情です。ニッコリ笑顔じゃなくて、残念、、、って普通だったら思うけど、川口春奈ちゃんは、かわいすぎるのでノープロブレム。ていうか、こういう劇じゃないと、ああいう表情を生で見られないから、超ラッキー。
こんな感じが舞台演技の感じに近いかも。でも本物はもっとかわいいです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140828-00000002-flix-ent

演技はとっても上手です。役者さん達の中で演技しても自然に溶け込んでいます。でも、与えられた演技難度は、若月佑美ちゃんのほうが高いかも。声はそんなに通る感じじゃないかも(ていうかそういう演技?)&終了後の挨拶のときに顔を上げてニッコリしてほしかったかも(それも含めて演出?)、とシロウトなりに偉そーにケチをつけてみました。乃木坂46ファンなので、つい若月佑美ちゃんをひいきしちゃいます。でも完璧にかわいいので、すごく印象に残って、すばらしいです。

終了後の挨拶は、出演者全員が、円形舞台の外周に並びます。わたしの正面(しかも激近)が、川口春奈ちゃんだったので、若月佑美ちゃんの挨拶(舞台の反対側だったし)は、見逃しましたっていうくらいかわいい。乃木坂46ファンにあるまじき観劇姿勢ですけど、そのくらい川口春奈ちゃんは、かわいいから、しょーがないよね。今後、川口春奈ちゃんファンに自慢しよっと、イェーイ!

■共演者も、みなさん、すばらしいんです。
八木菜々花さんってちょっと桜井玲香ちゃんに似ていて、美人で好き。スタイルもすごく良いです。この劇での雰囲気はまじめな事務の女性なんだけど、まじめっぽい演技が、なんだかおかしいです。
劇では事務の女性なのでこんな感じじゃないですけど、
http://hachikire-panda.moo.jp/profile/%E5%85%AB%E6%9C%A8%E8%8F%9C%E3%80%85%E8%8A%B1

中島歩さんっていう俳優さんもステキ。東方見聞録っていうグループのアイドルっていう設定なんですけど、背が高くてほんとカッコいい。死ぬまでの演技が、長くて、おかしくて最高です。※なんと国木田独歩の玄孫だそうです。

他にも、出演者の方がみんなクセがある設定で、とってもうまいんです。そんな感じで、「生きてるものはいないのか」は、とって面白くておかしい上に、若月佑美ちゃんが出ているから、最高です。みなさまもぜひご覧になってください(でも、すでにチケットは売り切れ?)。

よろしかったら、クリックしてね

0 件のコメント:

コメントを投稿