■8th選抜メンバーは、握手会人気と容姿でほぼ決まり、みたいな感じ
結論を先に書いちゃいますけど、8th選抜メンバーは、「握手会人気」が高くて「容姿」が良いメンバーが、選抜メンバーに選ばれています。5thから8thまでまとめて、どんな感じの要因で、選抜メンバーを決めているかという表を作ってみました。
表1 選抜メンバーを決めるための標準化偏回帰係数(5thから8thまで)
表の数値の大きさは、選抜メンバーを決める影響度の大きさを示しています。たとえば今回の8thであれば、「握手会人気」:「容姿」=0.79:0.18という影響度の比率を示しています。もうちょっと詳しく言うと「握手会人気」×0.79+「容姿」×0.18、の数値が大きい順に、選抜順位が決まる傾向にあります。だから「握手会人気」がトップで、「容姿」も、とっても良い西野七瀬ちゃんが、センターなんです。というか、そういうメンバーのいろいろな特徴を逆算して、こういう分析結果を得ています。
この表1は、重回帰分析(+ステップワイズ法による説明変数選択)という方法で解析した結果です。解析内容については、記事末の「■付録:解析方法について」をご覧ください。なお、7thでは、堀未央奈ちゃんは、解析に入れてません(統計的に解析できる理由で選ばれたわけじゃないでしょうから)。8thからは二期生も解析に入れています。
なお表1の「----」の欄は、説明変数にしたけれど、選抜の評価には使ってなさそう、ということを意味しています。また、空白の欄は、説明変数にしていない、ことを意味しています(ネットで検索したら、いろいろデータを入手できるようになったので、最近、説明変数を増やしています)
■なぜ、こういう評価項目で選抜メンバーを決めるのか
乃木坂46運営部って、どういう方針で、こういう要因を決めているんでしょうね。「握手会人気」の重みが大きいのは、売り上げを考えると運営部としては、譲れないでしょうし、ファンも応援しているメンバーが上位に来るのは納得と思います。でも、それ以外の「容姿」とか「歌唱力」とか「ダンス」とか「バラエティ適性」も、毎回、大きな値にしたほうが、ファンも喜ぶと思うんだけど、なんで選抜と、無関係にしちゃう場合があるんでしょうね。それどころか、5thと6thでは、「歌唱力」が負の重み(=歌が上手じゃないほうが、良い選抜ポジションを得やすい)っていう、変な選抜基準になっていたし、何なんでしょうね。
■この解析結果の確からしさ
でも、この解析は正しいの?って、みなさま思いますよね(注1)。
図1 実際の選抜順位と、分析結果から推定される選抜順位の関係
それで、8th選抜メンバー発表時点における,「実際の選抜順位」(注2)と今回の解析結果から「推定される選抜順位」の関係を、図にしました。横軸が「実際の選抜順位」で、縦軸が、表1から「推定される選抜順位」です。
(注1)統計をご存知の方は、表1の説明変数の個数と、乃木坂46のメンバー数と、決定係数を見ていただくと、ほぼ正しいことがお分かりと思います。
点は、各メンバーの値です。各点の、縦軸の値と、縦軸の値が、だいたい同じ感じで分布しています。つまり、表1の値でもって選抜順位を推定すると(縦軸の値)、実際の選抜順位(横軸の値)と、だいたい一致する、ってことは、表1の値は、だいたい正しい、って思っていただけると思います。
どのくらい正しそうか、っていう指標が、表1の「決定係数」です。これが1に近づくと、図の楕円がつぶれて、ほとんど直線になって、各点の縦軸と横軸の値が一致するよう(=推定値が正しく)になります。今回の解析で8th選抜を解析した結果、決定係数は0.79なので、8割ぐらい「握手会人気」と「容姿」で決まって、2割くらいは、なんだか分からないけど他の要因が入ってます(あるいは、2割くらい偶然の要素です)、って感じです。
(注2)「実際の選抜順位」:正確には、「実際の8thの選抜順位に、過去の選抜実績をちょっと加味したもの」です。なぜ、「過去の選抜実績をちょっと加味」するかというと、できるだけ数値の線形性を確保するためなんです。そういう話に、興味がある人は、「■解析方法」の項にそのうち書くつもりなので読んでね。
■そもそも「握手会人気」と「容姿」で選抜順位を決めて良いのか
という、疑問があります。なんで「歌唱力」とか「ダンス」の上手さを、選抜基準に入れないのか?という疑問もあるんですけど、、、、、でも、もっと納得できない疑問があるんです。
■衛藤美彩ちゃんは、不当に冷遇されている
今回、この解析をしてみて、特に言いたいことは、衛藤美彩ちゃんのことです。今回8thの選抜で、表1のように「握手会人気」と「容姿」に重きを置いて、選抜メンバーを選んでいるなら、なんで衛藤美彩ちゃんが、選抜メンバーじゃないのか、不思議ですよね。
だって、衛藤美彩ちゃんは、「握手会人気」で言うと、(数え方にもよるけど)10番目の人気です。「容姿」のネットでの評判もかなり上位のほうです。わたしも乃木坂46の中でもすごい上位の容姿だと思います(重回帰分析の際の衛藤美彩ちゃんの「容姿」の数値は、個人的な感情を抑えて、ネットでの評判くらいの数値と入れてますけど)。
だから、衛藤美彩ちゃんは、絶対に8th選抜メンバーにならなきゃおかしいですよねぇ。
ほんとは、衛藤美彩ちゃんは、歌がすばらしく上手なので、選抜に当たっては、「歌唱力」を評価してもらいたいけど、これまでずーっと選抜で「歌唱力」をプラスに評価してなかったから(表1参照)、それは、無理って、がまんしますよ、はい。
でもさ、今回の分析結果から、8th選抜では、8割がた”0.79×「握手会人気」+0.18×「容姿」”の順番に選抜メンバーを選んでると思われるんです。そういうふうに選ばれるとすれば、衛藤美彩ちゃんは、上位10番目なんです。だから2列目が妥当なところなんです。ていうか、歌唱力も考えたらフロントにしてよね、ほんと。
図2 各メンバーの実際の選抜順位と、推定される選抜順位の関係
それをグラフにしたのが、図2です。今回の選抜基準(縦軸)でいうと、衛藤美彩ちゃんは10番目なのに、「実際の選抜順位」(横軸)は、とっても低いのね。本来あるべき点線の楕円の中心軸から、左側(実際の選抜順位が低いほうに)にズレすぎているんです。運営部は、明らかに意図を持って、左側にずらしているよね。
一方、西野七瀬ちゃんとか白石麻衣ちゃんは、だいたい中心軸に近くて、正しく評価されているんです。秋元真夏ちゃんは、衛藤美彩ちゃんと同じく、中心軸より、ずっと左に寄っていて、冷遇されていて、かわいそう。
だから、今回8thの選抜って、衛藤美彩ちゃん(と秋元真夏ちゃん)に関しては、とーってもおかしいよね。昔から、衛藤美彩ちゃんが選抜じゃないってのは、おかしいんだけど、それでも、5thとか6thでは、「歌唱力」の偏回帰係数がマイナス(=歌が上手だと選抜順位が下がる)っていう基準があったから、納得はできなくても、「衛藤美彩ちゃんは、歌が上手なんで選抜に入らないんだな」と理由は分かったけどさ。
今回の8thは、そういう変な基準でなくて、衛藤美彩ちゃんが、選抜メンバーに入るべき基準での評価なのに、衛藤美彩ちゃんを選抜からはずすって、どういう了見なの?って思うよね。あーあ、衛藤美彩ちゃん、かわいそう、、、歌が最高に上手で、握手会も人気で、とっても美しいのに、これ以上、なにをどうがんばって良いか分からないよね。
というわけで、みなさまも、今回の運営部の選抜って、衛藤美彩ちゃんにとって、ものすごく不当な選抜メンバーの決め方って、思いますよね。運営部に抗議のメール、よろしくね!
こちらからどうぞ→乃木坂46公式サイトお問い合わせhttp://www.nogizaka46.com/contact/
■秋元真夏ちゃんも冷遇されています
あとさ、選抜メンバーなんだけど、不当に冷遇されているのが、秋元真夏ちゃんだよね。握手会人気が3から4番目で、容姿も良いから、1列目でも、良いはずなのに、おかしいじゃん(図2で左側にズレすぎているよね)。
■北野日奈子ちゃんは、正当に評価された結果です
二期生から選抜メンバーに選ばれた北野日奈子ちゃんは、今回の選抜基準からいうと、とっても正当に評価されています。けっして、二期生だから、、、とかの贔屓目で選ばれたわけではありません。わたしも超好き。がんばってね。
■他にも
ほんとは、数字から言うと、齋藤飛鳥ちゃんとか、斉藤優里ちゃんも選抜メンバーに入るべきなんです。いつもこの二人は、そういうふうにボーダーで入るべきなのに残念な感じなんです。
さらに、星野みなみちゃんも、今回、数字的には、選抜に入っても良かったメンバーなんですぅ。ていうかそんな数値の基準とかより、かわいさで選抜メンバーに入るべきだよね。そのくらい超かわいいのにね、もうほんとに残念。星野みなみちゃんは超かわいいんだから、乃木坂46運営部は、くだらねー基準とか、いじくって選抜しないで、星野みなみちゃんを選抜メンバーにしろってね。みなさま、応援してあげてね。
以上なんですけど、とにかく衛藤美彩ちゃんが、8th選抜メンバーじゃないのって、絶対おかしいです。みなさまも、そう思いますよね。そんな衛藤美彩ちゃんの応援よろしくね。
なんか、この笑顔が良いなぁ。
次回予告!!!!乃木坂46の選抜で、とっても重視されている「握手会人気」の秘密!!!どのメンバーの握手会対応が最高?!
、、、と、テレビっぽく予告してみました。よろしくね。
■付録:解析方法について
えー、重回帰分析の意味とか、やり方とか、数値の決め方とか、書こうと思ったんですけど、最高につまらない内容なんです。だから、書いても読む人がいないと思いますので、暇なときに追記します。「6th選抜基準」「7th選抜基準」に、だいたい解析のやり方とかは、書いてあるので、早く見たい方は、そちらを参照してね。メンゴー。
※解析に使う個人の数値表で、白石麻衣ちゃんの歌唱力をプラス方法に修正させていただきました。7thカップリング曲「私のために誰かのために」の歌唱力ユニットに入ってたし、コンサートの生歌もとっても上手だったので。
※8thから二期生が含まれていますが、「歌唱力」「ダンス」「バラエティ適性」って不明なので、一期生のみで解析してみて「歌唱力」「ダンス」「バラエティ適性」は、一期生内では、選抜順位と無関係と分かったので、二期生も含めた解析では「歌唱力」「ダンス」「バラエティ適性」は、説明変数に入れませんでした。
※この記事の用語は、分かりやすくするために統計用語としては、誤った使い方をしていますが、そこはご理解のほどを。
謝辞:この解析をするにあたって「乃木坂46握手会情報まとめ」http://ameblo.jp/seto-kasumi/のデータを使用させていただきました。すごいデータ蓄積のブログです。当該ブログに、普通のコメント欄がなくて、お礼のコメントができませんので、ここでお礼を述べさせたいただきます。
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